髪のダメージやパサつき、広がりが気になるときは、トリートメントでケアすることで健康的で美しい髪を取り戻せます。ところが、トリートメントの種類は多く、どれを選べば良いのか迷う方もいるのではないでしょうか?そこで今回は、トリートメントの選び方を解説します。
トリートメントとは?その効果と種類
トリートメントとは、髪の内部に成分を浸透させて傷んだ部分を補修するものです。髪の表面をコーティングして整えたり、髪の質感をコントロールする働きもあります。
トリートメントは、リンスやコンディショナーの機能を併せ持つため、シャンプーの後はトリートメントだけでも十分な効果が得られるでしょう。
ホームケアで使えるトリートメントには、大きく分けて「インバストリートメント」と「アウトバストリートメント」の2種類があります。
インバストリートメントとは、お風呂の中でシャンプーの後に使って、洗い流すタイプのトリートメントです。髪内部に補修成分が素早く浸透するので、集中的にダメージケアができます。
アウトバストリートメントとは、ドライヤーやヘアアイロンなどを使う前につける、洗い流さないタイプのトリートメントです。熱や紫外線、ブラッシングの摩擦、乾燥などから髪を保護します。
これでもう迷わない!トリートメントの選び方
トリートメントは髪質やなりたい髪に合わせて選ぶことが大切ですが、トリートメントといってもクリームやミルク、オイル、スプレーなど種類はさまざまです。そこで、トリートメントの選び方を解説します。
トリートメントのタイプ別に選ぶ
さまざまな種類があるトリートメントを、タイプ別にどのような髪質の方に向いているのか、どんな効果が期待できるのかを以下にまとめてみました。
◆ミルク
ミルクタイプのトリートメントは、保湿効果が高いのでしっとりした質感に仕上がります。そのため、髪の広がりを抑えたい方やくせ毛の方にもおすすめです。
ただし、油分が少ない分、熱や紫外線から髪を守る効果は低くなります。ドライヤーやヘアアイロンなどを使用する際は、ヘアオイルなどアウトバストリートメントも合わせて使いましょう。
◆クリーム
水分と油分のバランスがとれたクリームタイプのトリートメントには、保湿成分が含まれており髪の補修にも高い効果が期待できます。ヘアマスク、ヘアパックもクリームタイプのトリートメントの一種です。
クリームタイプのトリートメントは、髪の乾燥に悩む方、枝毛や切れ毛などヘアダメージが気になる方に向いています。
◆ミスト
ミストタイプは、他のトリートメントと比べて水分量が多いのが特徴です。髪に浸透するのが早いので髪がパサつくときだけでなく、寝ぐせ直しなどスタイリングにも使えます。ただし、髪を補修する効果は低いので注意しましょう。
◆オイル
オイルタイプとは、ヘアオイルと呼ばれるトリートメントです。油分が髪をコーティングして、ドライヤーなどの熱やブラッシングの摩擦から髪を守ります。
ヘアオイルは髪のボリュームを抑えたり、濡れ髪ヘアを作ったりとスタイリングにも使えるアイテムです。
◆スプレー
スプレータイプのトリートメントは、潤いやツヤを与えたり、紫外線を防ぐUV効果が得られたりと、主にその日に必要なヘアケアができます。手軽に使えるのがスプレータイプのメリットですが、髪を補修する効果は低いので気をつけましょう。
髪質に合わせて選ぶ
髪質によっても、トリートメントの選び方が変わってきます。髪質に合うトリートメントを選ぶポイントを以下にまとめました。
◆固い、太い髪質
固く太い髪質には、浸透力の高い濃密なトリートメントが合います。しっかりと浸透するクリームタイプのトリートメントを使えば、パサつきを抑えてなめらかな髪になれるでしょう。
固く太い髪質には、コーティング作用が強いオイルタイプもおすすめです。しっとりした仕上がりのミルクタイプと合わせて使えば、髪の広がりも抑えられます。
◆やわらかい、細い髪質
やわらかく細い髪質には、髪の質感を変えることなく使えるミストタイプやスプレータイプのトリートメントが最適です。
濃密なトリートメントを使うと髪がペタンコになりやすいので、軽めのテクスチャーを選びましょう。物足りないときは、ミルクタイプを少しずつ足して調整してください。
まとめ
髪の状態にあったトリートメントを選べれば、効率良くきれいな髪になれます。ヘアダメージが気になるときは、効果が異なるインバストリートメントとアウトバストリートメントを併用するのがおすすめです。トリートメント上手く使って、ダメージレスな髪を手に入れましょう。