小物使いとテーブルフラワーでひな祭りのテーブルに差をつける!
3月に入り、寒さも緩んでようやく春らしい季節になりました。そこで3月は、ひな祭りをテーマにしたテーブルコーディネートで春の訪れを感じてみてはいかがでしょうか。今回は、大人が楽しめるエレガントなひな祭りのテーブルコーディネート術をご紹介します。
ひなまつりのテーブルコーディネートはテーマカラーが重要!

桃の節句と呼ばれるひな祭り。色彩を工夫するだけでひな祭りのお祝いらしい華やかなテーブルを演出することができます。
薄いピンクやラベンダー、黄緑を組み合わせるとひし餅を連想させる可愛らしいテーブルコーディネートに。ピンクの分量が多くなりすぎないよう、テーブルクロスやナプキン、テーブルランナーなど一部に薄ピンクを取り入れるのがおすすめです。
また、ベースが可愛らしい清色カラーなので、アンダープレートは四角い食器、取り皿にひし形の皿を取り入れると◎。甘めの配色の中に、直線的な構成が出来ることで、グッと大人っぽくエレガントな雰囲気に仕上がりますよ。
また、より格式高い和の雰囲気にしたい場合は、お雛飾りの敷物の色である“赤”をベースにしましょう。伝統的な和のひな祭りにぴったり。この場合の食器は、伝統的な漆器やハマグリの器などを使って高級感を演出しましょう。
漆器をプラスして高級感と格式UP!

ひな祭りのテーブルと相性がいい『漆器』。一年に一度のハレの日こそ使いたいアイテムです。特に、女の子のお祭りであるひな祭りには赤の漆器がよく生えます。
折敷(テーブルにセットするお盆のこと)や、お椀、花瓶などに漆器を使って格式高いテーブルを演出してみましょう。
またお正月からしまい込んでいるお重も、実は高級感を演出するための万能アイテム。バラちらしや、てまり寿司などを彩りよく盛り付ければ、可愛らしいひな祭りを演出します。
また、お重にお団子や桜餅などの和菓子を盛り付けるのもおすすめ。お皿に盛り付けるよりも、ずっとおしゃれで個性的な印象になります。ふたを開けた時のワクワク感や特別感を演出できるはずです。
テーブルフラワーの主役は桃の花!桃の枝を生けるときのポイントは?

ひな祭りのテーブルに欠かせないのが桃の花です。ピンクのお花が可愛らしい枝物ですが、直線的なのでそのまま花瓶に挿すだけでは物足りない印象に。桃の枝を生けるときのコツをご紹介します。桃の枝の生け方次第で、テーブルコーディネートに差をつけますよ。
ポイント1 桃の枝の長さを変えて動きを作る
すべて同じくらいの長さになると野暮ったい印象になるのでNGです。それぞれの枝の長さを変えて動きを作ってみましょう。全体のバランスを見ながら長さを調整するのがおすすめです。
ポイント2 桃の枝をためて動きを作る
桃の枝をためて曲線にすると趣が出てエレガントに。「ためる」とは、指先で少しずつ枝を曲げていくいけばなの手法です。枝によっては曲げにくい枝もあるので、少しずつ力を入れて見極めてみてください。
ポイント3 桃の枝の足元に春の花を
桃の花には、やはり春らしい色鮮やかな花と組み合わせるのがおすすめです。
伝統的な和風のアレンジメントにするなら、菜の花やアイリス。洋風なアレンジメントには、チューリップやラナンキュラス、ストック、フリージアなどの春の花材がよく合います。
動きを付けた桃に、春の花材をふんだんに使って、華やかでエレガントなテーブルに仕上げてみてください。
春らしいテーブルコーディネートで大人可愛いひな祭りを…!
ここまでエレガントなひな祭りのテーブルコーディネートをご紹介しました。
大人のひな祭りには小物の色と食器と花に注意が必要です。今回のポイントを参考に、洋風のテーブルコーディネートでも和風のテーブルコーディネートでも全体が甘くなりすぎないようにアレンジしてみてください。