昔は集中的にダイエットすれば数kg落ちたのに、最近はなんだか痩せにくいなと感じていませんか?
確かに年齢と共に代謝が落ちる分痩せにくくはなりますが、他の原因も隠れているかもしれません。
ダイエットといえば食事制限や運動がまず思い浮かぶと思いますが、実は睡眠も大切です。美容と健康だけでなく、睡眠はダイエットにも大きな影響を与えています。
睡眠がダイエットに影響を与える理由
なぜ睡眠がダイエットに関係してくるのでしょうか?その秘密は睡眠中に分泌されるホルモンにあります。
睡眠時間が足りていなかったり質が悪かったりすると、ダイエットに有益なホルモンの分泌が減り、逆に悪影響を与えるホルモンが増えてしまうのです。
ダイエットに関わる3つのホルモンとは?
1.成長ホルモン
こどもの成長に不可欠な成長ホルモンは大人になっても分泌されています。
細胞の修復や再生、ターンオーバーを促す効果があり、美肌には欠かせないホルモンとして有名ですが、脂肪を分解したり筋肉を発達させたりする働きも。逆に成長ホルモンが不足すると新陳代謝が下がって太りやすくなってしまいます。
ダイエットのためには成長ホルモンがしっかりと分泌されるように、上質な睡眠を取ることが大切です。
2.レプチン
睡眠中にはレプチンという食欲を抑えるホルモンも分泌されます。
しっかりと睡眠がとれていれば、レプチンが分泌され食欲の暴走を防いでくれるので、何故かやたらとお腹が空くということは少ないもの。しかし睡眠不足になるとレプチンの分泌量が減り、食欲が増えてしまいます。
なんとか食欲を我慢しようとしてもストレスが溜まりますし、結局はいつもより多めに食べてしまったり、つい間食をしてしまったりということに繋がりやすくなります。
3.グレリン
睡眠不足になると分泌が増えるホルモンが、グレリンです。グレリンは食欲を増進させる働きがあるので、ダイエットの大敵といえます。
さらに高脂肪高カロリーのものを好むようになるので、余計に太りやすくなってしまいます。
まとめ
成長ホルモンとレプチンをしっかり分泌させ、グリチンの分泌は抑えるのがダイエットの近道です。
そのためには睡眠時間が足りていること、質の良い睡眠が取れていることが大切。食事や運動だけでなく睡眠を味方につけて、痩せやすい身体を目指しましょう。