髪ダメージが気になるとき、シャンプーやトリートメントにこだわっても、ブラッシングはいつも通りという方も多いのではないでしょうか?
ブラッシングの役割は髪を整えることだけと思いがちですが、健康的で美しい髪になるためには正しいブラッシングを行うことが重要です。そこで今回は、ブラッシングの効果と正しい手順を解説します。
ブラッシングの効果とは?
ブラッシングは、美しい髪を維持するために欠かないものです。髪の毛を整える役割のほかにも、さまざまな効果があります。ここでは、主な3つの効果を以下にまとめてみました。
汚れを取り除く
頭皮や髪を清潔に保てるのもブラッシングの効果です。ブラッシングすることで、髪に絡みついたホコリやフケ、抜け毛などが取り除けます。
さらに、シャンプー前にブラッシングをしておけば、髪を濡らした後でも絡まりにくくなり、シャンプー時の摩擦やダメージも軽減できるでしょう。
ツヤと潤いをもたらす
ブラッシングをすると、髪表面のキューティクルが整い髪にツヤをもたらします。さらに、乾燥を防ぐために頭皮から分泌された皮脂が、ブラッシングによって毛先まで届くことで、潤いのある髪になれるのです。
皮脂によってコーティングされた髪は、ナチュラルなツヤや潤いを得られるだけでなく、適度にまとまるのでスタイリングもしやすくなります。
血行を促進する
マッサージ同様の効果が得られることもブラッシングのメリットです。頭皮に適度な刺激を与えるブラッシングは、血行を促進し滞っていたヘアサイクルを正常に戻します。
そのためブラッシングは健康的な髪の育成にも役立つのです。血行を促進するほかにも、頭皮環境の改善、抜け毛や薄毛を防ぐ効果も期待できます。
ただし、髪が濡れているときにブラッシングをすると、キューティクルが剥がれやすくなるので注意してください。ブラッシングは髪が乾いているときに行いましょう。
ツヤのある美髪になれる!正しいブラッシングの手順
頭皮の血行を促し、髪にツヤと潤いをもたらすブラッシングですが、誤った方法で行い続けると髪や頭皮を痛めてしまうので注意が必要です。そこで、正しいブラッシングの手順を解説します。
ブラシを選ぶ
正しい手順でブラッシングをしても、ブラシが合っていないと効果が得られません。色々な素材のブラシがありますが、美髪を保つためには獣毛や植物由来の天然毛のブラシが最適です。毛に含まれた油分と水分がキューティクルを整えツヤをアップさせます。
さらに、先端にピンがついたパドルブラシも使い勝手が良いのでおすすめです。根本部分に空気穴があいているので、クッション性があり頭皮に負担をかけることなくブラッシングできます。なお、プラスチック製のブラシは、摩擦を起こしやすいので気をつけましょう。
ブラッシングをするタイミングは、基本的に髪が乾いているシャンプー前、就寝前、起床後の3回がベストです。それ以上のブラッシングはダメージにつながるのでおすすめできません。
基本のブラッシング
まずは、絡みやすい毛先からやさしくブラッシングしましょう。毛先にブラシを通したら、髪の根本から毛先に向かって表面をなでるようにとかします。
ブラシを垂直に当てると肌当たりが強くなるので、ブラシは側面から当てて、ブラシを回転させるように動かしてください。髪表面をとかしたら、髪の内側からもブラッシングします。
絡みがひどい場合は、無理やり引っ張らずに、ヘアオイルやローションをつけて滑りを良くしてからブラッシングを行いましょう。また、頭皮に強くブラシを押し当てたり、同じ場所を何度もとかすのは、頭皮や髪を傷つける恐れがあるため注意してください。
健康的な髪を育てるブラッシング
就寝前は血行を促進させるブラッシングで、健康的な髪を育てることが大切です。血行を促進させるブラッシングのも、最初に毛先にブラシを通してほぐします。
次は、オールバックにするように、生え際から頭頂部へ向かってかきあげるようにブラシを動かしましょう。
後頭部はポニーテールをするように、下から上へ向かって髪をとかしてください。やりにくい場合は、顔を下に向けてブラッシングするとうまくできます。ブラッシングを毎日の習慣にして美しい髪を育てましょう。
まとめ
手軽にできるブラッシングは、健康的な髪を育成するヘアケアの最初のステップです。丁寧にブラッシングするだけで髪の印象も変わります。ブラシにもさまざまな種類があるので、髪の状態に合わせてブラシを変えるのも良いかも知れませんね。 美髪を手に入れるためにも、正しい手順でブラッシングを行いましょう。