幼いころから親しんでいる和食。大人になってからは、懐石・会席料理や格式の高いお店で和食をいただく機会も多いかと思います。

会食などの際に、和食のマナーが間違っていたら、大人の女性として恥ずかしいもの。そこで今回は、大人の女性なら知っておきたい『和食のマナー』についてご紹介します。

エレガントな箸の使い方

箸の使い方1つで、育ちの良さや教養が垣間見えるもの。箸の使い方に実は自信のない方も、ちょっとしたポイントを意識すれば、エレガントな女性を演出することができます。

実は知っているようで知らない箸の使い方&マナーをご紹介します。

 

箸の中央にある白い帯はやぶってはダメ

利休箸にウサギの箸置き。

和食屋さんに行くとよく提供される『利休箸』。

両端が細くなっていて、中央に白い紙帯で留めているタイプの箸のことです。あの『白い紙帯』をどうするか悩まれたことはありませんか?キッチリ止められているので「お箸が抜けない…」なんてこともしばしば。

実は、あの帯は破ってはNGです

正しい所作としては、2本の箸の下の方を少しずらしから、スルスルと帯を抜きます。帯を抜いた箸はすぐに使うのではなく、まずは箸置きへ。箸置きがない場合は、白い紙帯を箸置き代わりにしてもOKです。

 

箸先を汚さないのは鉄則

昔からある言葉に「箸先五分、長くて一寸(3㎝)」という言葉があります。
つまりお箸を汚さず食べるのが最低限のマナー。箸先の汚れは3㎝以内に収めるようにしましょう。

箸を汚さずに食べるよう意識すると、一口ずつ口に運ぶ量も少なくなるはずです。

少しずつ食べるしぐさは「エレガントな女性」にも映り、印象は◎です。

 

箸を先に持ったまま器を持つのはNG

先に箸を持ったまま、お椀や小鉢を取る…などの行為はNG。

日常生活でついついされている方もおられるかもしれませんが、和食器を持つ際は基本的に両手で丁寧に持ちます。箸を持ちながら片手で器を持ち上げるしぐさはNG行為なのです。

少し面倒ではありますが、何か手に取ろうとする際は、その都度お箸を置くよう心がけましょう。

魚を食べる際の基本のマナー

鯛の焼き物

和食屋さんでの会食シーン、一番ヒヤリとするのが、尾頭付きの魚を目の前にしたときではないでしょうか?魚を綺麗に食べることができれば、どんな格式高い場所でも自信を持って臨めるはず。ぜひこの機会に、魚の食べ方について確認しておきましょう。

 

 魚はひっくり返さない

尾頭付きの魚や切り身の魚、煮魚、焼魚…、どんな魚であっても左から右に向かって食べ進めるのがルール。上身を食べたら中骨を外して皿の奥側に置き、下見を食べます。

一番やってはいけないことは魚をひっくり返すこと。ひっくり返さずに中骨を抜き、左から右に食べ進めると覚えておきましょう。

また、全てお箸を使わなければならないわけではありません。魚の頭を左手で軽く押さえて箸で中骨を抜くようにすればすっと骨がはがれやすいですよ。

 

 はじかみ・飾り葉がある場合

切り身の焼き魚の上のはじかみと飾り葉。

焼魚などの上に添えている『はじかみ』や紅葉などの『飾り葉』がある場合は、皿の奥に箸で移しておきます。

『はじかみ』とは、芽生姜や葉生姜の甘酢漬けのこと。

鮮やかな赤色をしているので魚料理を引き立たせる役割がありますが、もちろん食べてもOK。

食べる場合は魚を食べ終わった後に、はじかみの白い部分のみ食べるようにしましょう。

また、飾り葉は、最後に魚の皮や骨などの食べ残しの上に乗せます。
食べ残しを相手に見せない配慮は大切。飾り葉で目隠しすることで食べ終わりも美しく◎です。

普段の生活から実践!和食のマナーを身につけよう

より品よく和食を楽しみたい方は、懐紙を持参することもおすすめ

茶事などで使用される小さめの和紙ですが、色々なシーンに使えます。
小皿代わりや魚の頭に触れる際に用いたり、焼き物の飾り葉がない場合の目隠しにもなります。懐紙を持参してワンランク上の特別な女性を演出しましょう。

今回ご紹介した内容は、大人の女性なら知っておきたい基本的なマナーです。

普段の生活で意識していれば、格式の高いお店でも自信を持って食事が楽しめるはずです。まずは家庭の中で取り入れてはいかがでしょうか。

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